11月1日に映画デーだったので「マイ・インターン」見てきました。
あらすじとかは他のサイトでもたくさん紹介されてるんで省略。純粋に見てきた感想を書きたいなと。
目次
ロバートデニーロという俳優の私的イメージ
女子力高めな雰囲気が前面に押し出されてる映画の印象だったんで普段なら敬遠してしまうところだったりするんですけど、ロバート・デニーロがこういう映画出てる事がなかなか面白そうなんで気になってました。別に女子力高い映画が嫌いなわけではないですよ?中身が無いのが苦手なだけで。
ここ数年のデニーロさんは節操無く色々な作品に出てるイメージで、個人的にはスコセッシ&デニーロタッグの映画と比較してしまうと正直あんまりパっとしない印象。
作品としてはそこそこ面白いけど何もデニーロじゃなくてもいいんじゃないかっていうね。
そんなデニーロといえばやっぱり「ゴッドファーザー」とか「ミーンストリート」等、いわゆる「悪い人」のイメージが強いのが一般的だからこそ、今回のこの映画のインターンって設定が面白い。おじいちゃんなのにインターンでデニーロなんて気にならない訳がない。
この「マイ・インターン」ではそんな今までのデニーロさんとは異なった新たなイメージを植え付けたんじゃないかと感じたぐらい印象的でした。
今までの演じてきたデニーロの役柄からは感じることの無かった「ものすごく善人」っていうのが率直な感想。ここまで優しい初老を演じたことなんてあったんだろうかってぐらい紳士的で優しい役。
「カジノ」の様なピリピリした葉巻の似合う、紳士的且つ恐ろしいのがデニーロでしょ?
いやいや今作ではそんな人にはとても見えませんでした。
[ga1]
「プラダを着た悪魔」とは程遠い
TVスポットの予告を見てみるとアン・ハサウェイが「プラダを着た悪魔」の時の様な雰囲気を醸し出してるし、今作の売り文句もそういう感じだけど実際はそんな映画じゃない。
TVスポットの予告があまりにもこの作品の良い所伝えてないから百歩譲って120秒の予告↓
働く女子の成功と苦悩の話だけってわけではないし、「プラダを着た悪魔」のメリルストリープが演じた強気な働く女子のストイックさとは程遠い。
感じ方は人それぞれですけど主体にあるのはもっとヒューマンドラマ。
どちらかといえばこのハマりにハマったロバートデニーロの人柄が最大の見所です。
このインターンなデニーロを見る価値は大いに有り
どのシーンを見てても今までの作品で演じてきた「マフィア」だったり「タクシードライバー」だったり「カジノの支配人」だったりしたデニーロが頭の中に嫌でも出てくるんですけど、全くの別人がこの作品には居ました。
こういう新たな一面ならもっと色んな作品に出て欲しいし見たい。デニーロのことばっかり書いてるけどそれぐらいデニーロが今回は良かったです。